行政書士は平日夜と土日こそが仕事

行政書士

行政書士は、土日祝日こそが仕事である、
と言っても過言ではありません。

行政書士の仕事の中で、
おそらくもっとも重要である
お客様との面談。

お客様の本音をしっかりヒアリングし、
ベストな提案をするためには、
仕事のことで頭がいっぱいな
平日の日中に面談するのではなく、

お客様の仕事が休みである
土日にアポイントを設定するほうが
良いと思います。

行政書士が仕事を取るには
営業するしかありません。

当たり前のことですが、
営業は、お客様と会える時間にしないと
意味がありません。

たとえば、飛び込み営業で
建設業許可の新規案件を
取ろうと思ったとしましょう。

平日に日中に営業しても
お客様は現場に出ているので
不在のことが多いです。

仮にいたとしても、
事務作業などで忙しく、
当然相手にしてもらえません。

ですから、営業をかけようと思ったら
現場から帰ってくる夕方から
夜にかけてということになります。

初回のアプローチ段階では、
商談アポイントを取りにいくわけですが、
当然、忙しい平日の日中にお時間を
いただけるわけがありません。

必然的に次回アポ日時は、
現場から帰ってきた平日の夜か
もしくは休みの確率が高い
土日祝日ということになります。

また、相続や遺言などの場合もそうです。

お客様と面談する場合は、
在宅率の高い土日が有効となります。

実際の業務においても、
関係者全員とお会いして
署名捺印いただく場合、

すべてが平日の日中というわけには
いきません。

むしろ1回でみんなが集まれる
土日にアポイント設定した方が
効率が良いのです。

では、行政書士は平日が休みかというと
そんなはずはありません。

市役所や土木事務所、裁判所や陸運局など
書類の提出先が開いている時間は
平日の日中のみです。

つまり行政書士は、時間帯や曜日に
関係なく仕事をする必要がある
というわけです。

ところがどういうわけか、
ほとんどの行政書士事務所は、
土日祝日休みで営業時間は
18時までとなっています。

それで十分仕事が取れているのなら
全然いいんですが、

これで仕事がないって言われても、
そりゃそうですね、としか
ならないわけです。

サラリーマンと同じように土日に休んで、

頭でっかちなマーケティング手法を
学んでみたり、

小難しい実務の本を読んでみたり、

他の資格を勉強してみたりする
暇があるのなら、

その時間を営業に使ってみては
いかがでしょうか。

自営業のいいところは、
休みを自由に決めれることです。

ただし、条件があります。

その条件とは、
「仕事があること」。

稼いでいる行政書士の先生方からは、
開業から3年程度は休みなく働いた、
という話を本当に良く聞きます。

事業を軌道に乗せるためには、
仕事を取ってくるしかありません。

一生懸命にお客様のために働いて、
お客様から感謝されて、
正当な報酬を得ることが、
行政書士として成長していく
一番の近道なのです。

行政書士が「3年以内に廃業する確率9割」は多分本当である

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