その考え、正解です。
宅建は、不動産屋や住宅メーカーの
営業として生かせるのはもちろんのこと、
行政書士や司法書士への
ステップアップとしての役割や、
宅建だけで独立できるということもあって、
資格の中でもおそらく最強のコスパを
誇ります。
難易度に関して言えば、
決して簡単ではないですが、
300時間から500時間真剣に勉強すれば、
ほぼ間違いなくだれでも取れる資格。
宅建の合格率は15%と低いですが、
不動産会社や住宅メーカーで
強制的に受験させられている人もおり、
真剣に勉強した人を対象とした
合格率は30%を超えると
言われているお手軽資格です。
法律の基本的な考え方や
資格試験勉強のコツを身に着ける
最適な資格であると言えます。
この宅建資格と抜群に相性が良いのが
行政書士です。
試験範囲においては民法が被りますし、
行政書士実務においては、
権利関係書類の作成、相続、開発許可、
地区計画届出、都市計画法43条許可、
農地転用許可、土地区画整理法76条許可
など様々な業務に直結します。
宅建を真剣に勉強して合格した方は、
必ずこう思うはずです。
「宅建くらい真剣に1年間勉強すれば、
行政書士いけるんじゃないか?」
かくいう私もその一人です。
行政書士の勉強時間の平均は
600~1000時間だそうです。
これを知るといけるんじゃないかと
思う気持ちも無理はありません。
ただ、現実はそこまで甘くはないです。
まず勉強時間、
これは一発合格した人の話であり、
宅建と行政書士では、試験難易度が
天と地ほど違います。
行政書士試験に一発合格する人の多くは、
司法書士や弁護士を狙っている
法律家の卵たちで、
行政書士取得をメイン目標と
している人たちの合格率は
極めて低いのが現状です。
数年かけても受からない方は珍しくなく、
試験会場のピリピリ感は
宅建試験会場のそれとは
比べ物になりません。
勉強方法も異なります。
宅建は過去問を回すだけで
なんとかなりますが、
行政書士は、六法及び判例を
ある程度把握しないと話になりません。
本屋に打っているテキストは、
条文及び判例の理解を補填するもの
だと考えておいた方が良いでしょう。
宅建+行政書士は、
最強のダブルライセンスです。
試験難易度的に言うと、
宅建試験において合格点ギリギリ
だった人には正直厳しいかもしれません。
ただそれでも挑戦する価値は
あると思います。
もし宅建試験に合格したのであれば、
すぐに本屋に行って、行政書士の
入門書を買って読んでみてください。
もし行けそうだと思うのであれば
行政書士試験に挑戦してみることを
オススメします!
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