行政書士登録手続きとは?

行政書士

行政書士登録手続きのために、
はじめて行政書士会の事務局に
訪問したときは、本当に
ドキドキしました。

事務員の方には「先生」と
呼ばれるのですが、
全く実感はありませんでした。

こんにちは。

福井県福井市の行政書士、
太田哲郎と申します。

今回は、行政書士試験合格後、
登録するまでの流れを
ご紹介したいと思います。

行政書士 登録

行政書士試験に合格しただけでは、
行政書士を名乗ることができません。

行政書士試験合格者が
行政書士になるには、

行政書士名簿に、住所、氏名、生年月日、
事務所の名称及び所在地など

日本行政書士会連合会の会則で定める事項の
登録を受ける必要があります。

登録は、都道府県行政書士会を
通して行います。

行政書士 新規登録の手続き

行政書士 登録のための書類

行政書士会のホームページを確認すると、

「登録のご相談、申請書等のお受け取り、
 登録申請などをされる際には
 必ず事前に事務局まで
 お電話にてご連絡ください。」

となっております。

登録書類の準備前に、都道府県行政書士会に電話する。

行政書士登録申請書

登録には、行政書士登録申請書を
提出をしなければなりません。

行政書士会のホームページに
申請書の書き方や注意点などが
書かれていますが、

それ通りに書いて持っていっても
書き直しになりました。

書き方が細かく指定されており、
おそらく一人で書くのは
難しいと思います。

必ず都道府県行政書士会の
事務局に連絡して、
書き方を確認しましょう。

履歴書

登録の際に提出する履歴書も同様です。

間違えたら書き直しになりますので、
事務局の方の話を聞いて、
鉛筆で下書きして、
よく確認した上で清書してください。

行政書士試験合格証

行政書士試験合格証の原本を
都道府県行政書士会の事務局の方が
確認しますので持っていきましょう。

写真

縦3.5 CM 横2.5cm の顔写真は
6枚持っていきます。

登録後にもらえる行政書士商標及び
都道府県行政書士会の会員証に
貼り付けされる写真です。

事務所の使用権所有権を証する書面

事務所の使用権所有権を
証する書面に関しては、
どこを事務所にするかによって
必要になるものが異なります。

行政書士事務所としての
独立性が確保されていないと
法の趣旨に反する、ということで

入り口いや事務所スペースが
独立しているかどうかを
チェックされます。

また、事務所の所有者が
自分以外(親、親類、賃貸等)の場合は
事務所として使用することへの
使用承諾書が必要になります。

アパートの場合、不動産業者が
事務所としての利用を
認めてくれないこともありますので、
要確認です。

事務所の位置図と平面図

事務所の位置図と平面図は、
書式が都道府県行政書士会に
あります。

登録後に行政書士会の方が、場所と
事務所の中をチェックしに来られます。

提出した位置図平面図と
大きく相違なければチェックは
10分程度ですぐ終わります。

その他書類

住民票、身分証明書などは
すぐに準備できると思います。

誓約書は、名前を書いて
ハンコを押すだけなので
難しくありません。

事務所の内観・外観写真は
「サービス版」をA4の紙に印刷です。

写真のサイズは、
サービスL版で89x127mmです。

登録手数料

登録申請書等一式を提出する際に、
登録手数料25000円が
現金で必要になります。

また登録免許税として
30000円の収入印紙も
用意する必要があります。

書類一式準備できたら
都道府県行政書士会に提出です。

書類を確認し、不備がなければ
その書類は都道府県行政書士会を通して、
東京の日本行政書士会連合会に送られます。

そこで問題がないと確認できれば、
晴れて行政書士登録となります。

登録にかかる期間は一か月ほどです。

行政書士会 入会手続き

登録申請が受理されたら、
事務今日から連絡が入ります。

日本行政書士会連合会等への
入会手続きのためです。

入会手続き時の持ち物

  • 入会金等 約340,000円 当日現金持参
  • 通帳
  • 通帳印
  • 職印

入会金・会費・支部会費・政連会費

入会手続きで約34万円を支払います。

入会金…250000円、
会費…6000円/月→半年分支払い、
支部会費…500円/月→半年分支払いが、
内訳です。

行政書士開業に必要なお金は、
登録費用と入会費用、
その他職員等作成費用を合わせても
50万円以下でできます。

独立起業を目指している方はもちろん、
副業で何かをやりたいと
思っている人にとっても
たいへん大きなメリットです。

行政書士開業は、50万円以下でできる。

通帳・通帳印

口座の通帳と通帳印は、
会費の引き落とし口座となります。

職印

職印は事前に作っておく
必要があります。

職印は日行連会則81条の
別記様式第一に準じて
作らなけばいけません。

2行か3行かはどちらでもよい
ということのようです。

職印はインターネットで注文できます。


入会手続きの時にもらったもの

書類などいっぱい渡すので、
大きめの袋かカバンを
持っていった方が良いです。

このようなものがもらえます。

行政書士登録通知書

これはたぶん保管でいいと思います。

行政書士登録証

額に入れて飾るとどうでしょうか、とのことでした。

行政書士倫理綱領

行政書士倫理綱領は事務所に掲示です。

行政書士証票と都道府県行政書士会会員証

免許証ぐらいの大きさのカードで
顔写真入りです。

常に携帯が必要です。

役場などで提示することもあります。

バッジ

ピン式とネジ式があります。

↓はネジ式です。

立派な箱に入っています。

行政書士マニュアル

日本行政書士会連合会が出している
行政書士マニュアルです。

目を通しておきましょう。

そのほか、職務上請求書は
研修を受けないともらえない、

ということや、

日本行政書士会連合会の
会員サイトへのログイン方法などの
案内もありました。

いくつかの書類に職印を押して、
入会手続きは1時間ほどで終了です。

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