行政書士開業後にやるべきこと

行政書士

行政書士で成功するためには、
やるべきことがあります。

行政書士の資格を取って開業した、
ただそれだけでは、
なかなかうまくいきません。

今回は、行政書士開業後に
絶対にやるべきことを2つ
ご紹介したいと思います。

実務の勉強

行政書士で成功するためには、
実務の勉強が必須です。

脱サラした何の経験もないド素人が、
いきなりラーメン屋を始めても
うまくいくわけがないですよね。

少なくとも、
おいしいラーメンの作り方は
知ってないといけないですし、
作った経験が必要です。

行政書士も同じです。

実務が分からない行政書士など
話になりません。

とはいえ、行政書士は、
実務を学ぶ場が基本的には
ありません。

行政書士としての実務経験を
積む場も用意されていません。

そういう意味では、
開業したての行政書士が
実務を覚えるのは、
たいへん難しいです。

できる仕事の数は一万種類以上とも
言われているくらい、
行政書士の守備範囲は広いです。

だから、
行政書士としてやっていくためには、
嫌でも自身が携わる業務を
絞らざるを得ません。

できるだけ早く、広い業務範囲の中から
自分の得意分野を見つけて
いかなければいけないのです。

業務範囲が広すぎるがゆえに、
開業したてで右も左も分からない
状態のときは、

「実務の勉強って
 何から始めればいいの?」

と迷ってしまうかもしれません。

そこで私は、行政書士の中でも
メジャーな業務について、
まずは学ぶということを
オススメしたいと思います。

行政書士の業務は、
大きく2つに分かれます。

許認可業務と民事業務です。

行政書士が携わる
代表的な許認可業務は、
建設業許可。

そして、

民事業務の花形は、
相続です。

この2つの基本的なところを
まずは押さえましょう。

建設業許可の基本

相続の基本

実務の詳細については、
建設業許可であれば
各都道府県の土木事務所、

相続業務であれば
地方裁判所のホームページを見れば、

どんな手続きでどんな書類が
必要になるかということを
さらに詳しく具体的に知ることができます。

また、行政書士会や支部会などで
実務研修が組まれています。

時間が許す限り、
積極的に参加してみるのも
よいと思います。

行政書士の
メジャー業務について学ぶことで、

■行政書士の業務がどんなものなのか

■開業後、どれくらい自分は
 勉強しなければいけないのか

ということが、理解できます。

実務の勉強は、
試験勉強よりたいへんです。

その理由は、
案件ごとに性質が異なっており
明確な答えがないからです。

行政書士を開業したら、
継続していく限り、
ずっと勉強です。

難しい国家資格をパスしたのですから
きっとできるはずです。

まずは基本的なところから
学んでみてはいかがでしょうか。

営業活動をする

行政書士を開業したらお客さんが来る、
なんてことはありません。

それは、行政書士に限らず
どんなビジネスにも共通して
言えることだと思います。

私たちは、
行政書士というサービス業として、
熾烈な競争の中で、
仕事を得なければならないのです。

では、行政書士を開業した後の
営業活動とは、
何をすればいいのでしょうか。

実は、方法はシンプルです。

アナログ

まずひとつめは、
DMやポスティング、飛び込み訪問など
アナログな営業活動を行うことです。

これは、効率が悪いかもしれません。

ですが、確実に効果がある方法です。

建設業許可の仕事を取りたいのであれば、
建設業の会社にDMを送る、

相続の仕事を取りたいのであれば
葬儀場に飛び込み訪問をする、

などが典型です。

仕事を得るために、

■どんなチラシを作ったら反応があるのか

■どういう訪問の仕方をすれば
 印象に残るのか

など、仕事をしながら
セールスやマーケティングも
同時に学べます。

トライ&エラーを
繰り返すことが重要です。

デジタル

ふたつめは、
SNSによるデジタルな営業活動です。

行政書士を開業しただけでは、
だれもあなたの存在を知りません。

せっかく行政書士を開業したのに
誰にも知られていないんじゃ、
寂しいじゃないですか。

だから、多くの人に
知ってもらう必要があるのです。

今はインターネットを通じて
だれでも簡単に情報発信できる時代です。

SNSの営業活動としてオススメなのは、
twitter、Facebook、Instagramのです。

だれでも簡単に、好きなときに好きなだけ
情報発信できますので、今からでもすぐに、
利用できます。

積極的に活用していきましょう。

ただ、SNSによる営業活動は、
即効性があるわけではありません。

しかし、ちゃんと活用することで
自分がどんな人なのかを手軽に伝え、
自分を身近に感じてもらうことが
できます。

しかも費用はゼロ。

可能性無限大の広告塔を
利用しない手はありません。

・・・

実務の勉強に営業活動、
行政書士開業したてのときは
特にしんどいと思います。

ただ、一度も苦い思いをせずに
行政書士として成功できた人は
いません。

成り上がるためには、
チャレンジが必要です。

地道に継続すれば、
これまで見えなかったものが
見えてくるようになります。

ひょんなことから物事は好転します。

必要なのは、
「自信の創意工夫」と「運」です。

自分の課題は、自分が一番よく
わかっているはず。

行政書士で開業したのであれば、
成功を信じ、ベストを尽くしてください。

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