日経新聞の読み方は、
パチンコ雑誌と同じです。
日経新聞を読む人が気にしているのは、
株が上がるか下がるかということです。
パチンコ雑誌にはパチンコの機種の
攻略情報が書かれていますが、
日経新聞には株の攻略情報が
書かれているというわけです。
パチンコ雑誌を読むには
パチンコについて知っていないと
中身を理解できません。
それと同じで、
日経新聞の内容を理解するためには、
株のことを理解しなければ
何を言ってるか全くわからない
ということになってしまいます。
株について
株とは、
値段が上がったり下がったりするもの、
と理解しておけばOKです。
■株はどこで買うの?
証券会社で買えます。
証券会社で口座開設をします。無料です。すると、〇〇銀行〇〇支店 普通○〇〇〇〇〇〇 という銀行口座が割り当てられます。そこにお金を振り込むと、パソコンやスマホ上で株の取り引きができるようになります。
株は遊戯王カードのようなもので、
モンスター名の代わりに
会社名が入っていると
イメージしてください。
そしてその値段は、
そのときどきによって
高くなったり安くなったりします。
日経新聞には株が上がりそうなニュースや
下がりそうなニュースがメインで
書かれています。
株は、景気が良くなれば値段が上がり、
悪くなれば下がります。
たとえば、
戦争
→景気が悪くなる
→株が下がる
失業率が改善
→景気が良さそう
→株が上がる
〇〇会社で新技術が開発された
→景気良くなりそう
→株が上がる
こんな具合です。
金利と物価について
日経新聞の中身を理解するために
重要なのが「金利」と「物価」です。
金利と物価は株と密接に関係があります。
物価とは物の価値であり、
物の価格です。
株も「物」だとイメージすれば
わかりやすいです。
物価というのは、
みんなが物を欲しがるから
値段が上がるわけで、
みんなが物を欲しがる
=景気がいいということですから、
基本的に物価が上がる
ということは良いことです。
物価が上がる
→景気がいい
→株が上がる
ということになり、
実際に株はどんどん
上がっていってます。
ただ、物の価格がいきなり上がると、
給料の上昇が付いていけずに
みんな困ってしまいます。
だから国は年間で2%の物価上昇が
理想だといっています。
たとえばこんなニュースが
あります(日経新聞サイトより)↓
物価が上がってますよ、
という内容です。
国は物価上昇を2%に抑えたい、
だけど3%も上がってしまっている
ということが分かります。
物価を下げるためには、
物の供給量を増やせばいいのですが、
戦争があったり、
中国やアメリカの景気がいいために
日本に物が回ってきません。
そこで国は物価の上昇を抑えるために、
物よりもお金の価値を上げようとします。
それが金利を上げるということです。
銀行の預金金利が高くなれば、
お金を使うより銀行に預けておこう、
となりますし、
ローンの金利が高くなれば、
お金借りてまで
物を買おうとしなくなります。
そうして物が少しずつ売れなくなれば
物の価格は下がります。
物価上昇が抑えられることに
なるわけです。
金利が上がる
→物を買わなくなる
→物価が下がる
→景気が悪くなる
→株が下がる
というロジックです。
為替について
為替は1ドル何円というあれです。
円高とか円安とか言ったりします。
日経新聞では為替についての
ニュースも書かれています。
これも株が上がるか下がるかに
関係あります。
物価が高い
→日本円より株の方が欲しい
→円安
金利が高い
→日本円を銀行に預けたい
→円高
◆
日経新聞の内容は
難しく感じるかもしれませんが、
ただの株攻略情報だと思って読むと
中身がすっと頭に入ってきます。
株を買った方がいいのか、
持っている株を売ってしまった方が
いいのかを判断する
一つの材料となります。
これまで日経新聞を全く
読んでいなかったのであれば、
一度このような「お金儲け」視点で
記事を眺めてみてはいかがでしょうか?