【行政書士という仕事・考え方⑧】依頼者に、本音で言いにくいこと

行政書士

行政書士の仕事をしていると、
どうしても「言いにくいこと」を伝えなければならない場面があります。

  • 期待に沿えないとき
  • 想定より難しいと分かったとき
  • リスクを正直に説明する必要があるとき

今日は、
依頼者に本音で言いにくいことと、どう向き合っているか
について書いてみます。


「できない可能性が高い」という話

一番言いにくいのが、これです。

  • 年数が足りない
  • 要件が弱い
  • このままでは通らない可能性が高い

相談に来ていただいている以上、
前向きな答えを期待されていることがほとんどです。

それでも、

「現状では難しいと思います」

と伝えなければならない場面があります。


「思っていたより時間がかかる」という話

依頼者側の感覚では、

  • 書類を揃えたらすぐ出せる
  • 1〜2週間で終わる

というイメージを持たれていることもあります。

実務では、

  • 事実整理
  • 資料確認
  • 行政との確認

に時間が必要なケースも多いです。

ここで無理に合わせると、
後で全員が苦しくなります。


「ここは直した方がいい」という話

  • 体制の問題
  • 書類管理の問題
  • 実務運用の問題

など、
申請以前の部分に改善点がある場合もあります。

ただ、これらは

  • 手間がかかる
  • 費用がかかる
  • 面倒

と感じられることも多いです。

それでも、

「ここを整えた方が後で楽です」

と伝えるのも仕事の一部だと思っています。


言いにくい理由は「関係を壊したくない」から

言いにくさの正体は、

  • 嫌われたくない
  • がっかりさせたくない
  • 仕事を失いたくない

という感情がゼロではないからだと思います。

ただ、

  • 言わなかった結果困る
    のは
  • 依頼者本人

という場面を何度も見てきました。


言い方には気を配る

本音を伝えるといっても、

  • 突き放す
  • 否定する

という形にはしません。

意識しているのは、

  • 事実として説明する
  • 理由を共有する
  • 代替案を出す

という流れです。


本音を伝えることで信頼が残ることもある

意外ですが、

  • 厳しい話
  • 難しい判断

を率直に伝えた後の方が、
信頼関係が深まることがあります。

その場では前向きな答えにならなくても、

  • 誠実さ
  • 一貫性

は伝わるものだと思っています。


行政手続きは「気持ち」では動かない

行政手続きは、

  • 制度
  • 要件
  • 事実

で動きます。

気持ちで結果を変えることはできません。

だからこそ、

  • 伝えにくいことでも
  • 必要なことは伝える

という姿勢が必要だと考えています。


まとめ(結論)

  • 言いにくいことを伝える場面は必ずある
  • 短期的な安心より長期的な安全を優先する
  • 言い方には配慮する
  • 本音を共有することで信頼が残ることもある

行政書士の仕事は、
心地よい答えを出すことではなく、
現実的な判断材料を提供すること

だと思っています。

だからこそ、
言いにくいことにも向き合っています。

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