建設業許可についてご相談を受ける中で、
とても多い質問がこちらです。
- 建設業許可はどれくらい時間がかかるの?
- いつから工事ができるようになる?
- 申請すればすぐ許可は出る?
建設業許可は、
申請したその日から使えるものではありません。
この記事では、
建設業許可の取得期間の目安と、申請まで・申請後のスケジュールを
分かりやすく解説します。
建設業許可の取得期間の目安
一般的な目安として、
建設業許可の取得には 1~2か月程度 かかることが多いです。
ただし、この期間は
- 書類の準備状況
- 会社の状況
- 申請内容
によって前後します。
「1~2か月」というのは、
準備+行政の審査期間を含めた全体の目安です。
建設業許可の取得までの全体スケジュール
建設業許可は、
大きく分けると次の流れで進みます。
- 事前確認(要件チェック)
- 必要書類の準備
- 申請書類の作成・提出
- 行政による審査
- 許可通知・許可証交付
それぞれの段階を見ていきましょう。
① 事前確認(要件チェック)【1~2週間】
最初に行うのが、
取得要件を満たしているかの確認です。
- 経営に関する要件
- 技術者に関する要件
- 財務要件
- 社会保険の状況
この段階で方向性が決まります。
👉 要件の詳しい解説はこちら
建設業許可の取得要件とは?4つのポイントを分かりやすく解説
② 必要書類の準備【1~3週間】
次に、
申請に必要な書類をそろえていきます。
- 決算書
- 各種証明書
- 経験や資格を証明する資料
会社の状況によっては、
- 書類の取り寄せに時間がかかる
- 内容の整理が必要
といったケースもあります。
ここが一番、期間に差が出やすい部分です。
③ 申請書類の作成・提出【数日~1週間】
必要書類がそろえば、
申請書類を作成し、行政に提出します。
この時点では、
まだ許可は出ていません。
申請日=許可日ではない点に注意が必要です。
④ 行政による審査【約3~4週間】
申請後は、
行政による内容確認・審査が行われます。
- 書類内容の確認
- 不明点があれば問い合わせ
- 不備があれば補正対応
が行われます。
書類に問題がなければ、
比較的スムーズに進みます。
⑤ 許可通知・許可証交付【許可日確定】
審査が終わると、
許可日が確定し、
正式に建設業許可が下ります。
許可日以降、
はじめて「建設業許可業者」として
一定規模以上の工事を請け負うことができます。
いつから工事を受けられるのか?
重要なポイントとして、
- 申請中
- 審査中
の段階では、
許可が必要な工事を請け負うことはできません。
工事を始められるのは、
許可日以降 です。
スケジュールには、
必ず余裕を持っておくことが大切です。
よくあるケース別の期間の目安
ケース① 要件・書類がそろっている場合
→ 約1か月程度
ケース② 書類整理に時間がかかる場合
→ 1.5~2か月程度
ケース③ 要件整理や事前対応が必要な場合
→ 2か月以上かかることも
特に、
経営経験や技術者の証明が必要な場合は、
準備期間が長くなる傾向があります。
取得後にもスケジュール管理が必要です
建設業許可は、
取得して終わりではありません。
- 毎年の決算変更届
- 5年ごとの更新
- 各種変更届
など、
取得後も定期的な手続きが続きます。
👉 取得後の全体像はこちら
建設業許可は60以上の許認可・届出に派生します
まとめ|建設業許可は「逆算スケジュール」が重要
建設業許可の取得は、
- 思ったより時間がかかる
- 直前では間に合わない
というケースが少なくありません。
「いつまでに許可が必要か」から逆算して、
早めに準備を始めることが大切です。


