建設業許可の相談をしていると、
行政の担当者からこんな言葉を言われることがあります。
「それは無理ですね」
この一言で、
- 話が終わった気になる
- 道が完全に閉ざされたように感じる
という方も多いと思います。
でも、実務をやっている立場からすると、
この言葉は「結論」ではないことも多いです。
今日は、その受け取り方の話です。
「無理です」にはいくつか種類がある
行政の「無理です」は、
実は一種類ではありません。
大きく分けると、次の3パターンがあります。
① 制度上、どうやっても無理なケース
これは本当に無理です。
- 法令で明確に要件を欠いている
- 代替手段もない
- 解釈の余地がない
この場合は、
粘っても結果は変わりません。
むしろ、
「いつ・どうなれば可能になるか」
に話を切り替えた方が建設的です。
② 今の説明・資料では無理なケース
実務で一番多いのが、これです。
- 説明が足りない
- 資料の出し方が弱い
- 前提の整理ができていない
担当者としては、
「この状態では通せない」
という意味で
「無理です」と言っていることがあります。
この場合、
整理次第で話が動く余地があります。
③ 前例がなくて判断できないケース
これも意外とあります。
- レアなケース
- 組み合わせが特殊
- 担当者が即答できない
この場合の「無理です」は、
「今すぐOKとは言えない」
に近いニュアンスだったりします。
「無理です」と言われた瞬間にやらない方がいいこと
一番やってはいけないのは、
その場で感情的に反論することです。
- 以前は通ったと聞いている
- 他県ではやっている
- 何とかならないんですか
気持ちは分かりますが、
ここで押すと、話が固まります。
私が「無理です」と言われた時にやること
まずやるのは、反論ではなく確認です。
- どの要件がネックになっているのか
- 事実の問題か、解釈の問題か
- 整理すれば再検討の余地があるか
この辺りを、
淡々と聞き出します。
行政は「落としたい」のではなく「通せるか」を見ている
誤解されがちですが、
多くの担当者は
- 落としたい
のではなく - 通せる根拠があるか
を見ています。
根拠が弱い状態では、
「無理です」としか言えない、
という場面もあります。
「一度無理」は「永久に無理」ではない
実務では、
- 体制を組み直す
- 資料を整理し直す
- タイミングをずらす
ことで、
一度「無理」と言われた案件が
進むこともあります。
もちろん、
全部がそうなるわけではありません。
ただ、
一回の「無理」で終わらせなくていいケース
は、確実に存在します。
まとめ(結論)
- 行政の「無理です」には種類がある
- その場で結論と決めつけない
- 事実と要件を分けて整理する
- 可能性があるかどうかを見極めることが大事
建設業許可は、
制度と運用の間にある手続きです。
「無理」と言われたときほど、
一度落ち着いて整理してみると、
見え方が変わることがあります。
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(制度的な整理や具体的な手続きの流れについては、別サイトでまとめています。)

