建設業許可などの申請をしていると、
避けて通れないのが「補正」です。
行政から、
- 追加資料の提出
- 説明の補足
- 内容の修正
を求められる場面ですね。
補正が出ると、
「失敗した」
「通らないのでは」
と不安になる方も多いですが、
補正そのものは珍しいことではありません。
今日は、
補正が出たときに一番大事だと思っていること
を書いてみます。
補正=悪い申請、ではない
まず前提として。
補正が出たからといって、
- 申請が間違っている
- 許可が遠のいた
というわけではありません。
むしろ実務では、
- 論点が整理される
- 行政の見ているポイントが分かる
という意味で、
前に進んでいるサインでもあります。
一番やってはいけない反応
補正が出たときに、
一番避けたいのがこの反応です。
- その場で言い訳をする
- 感情的に反論する
- すぐに資料を送り返す
焦って対応すると、
- 本質的な論点を外す
- 説明がブレる
- 後で整合性が取れなくなる
ことがあります。
私が最初にやること
補正が来たら、まずやるのは
内容を分解することです。
- 事実確認なのか
- 解釈の問題なのか
- 説明不足なのか
これを切り分けます。
補正は一つに見えて、
実は複数の論点が混ざっていることも多いです。
「その資料」ではなく「なぜ求められたか」
補正対応で重要なのは、
何を出すか
ではなく
なぜそれを求められているか
を理解することです。
理由を理解しないまま資料を出すと、
- 再補正
- 追加質問
につながりやすくなります。
補正は行政からのヒントでもある
実務感覚として、
補正内容は
「ここが判断材料として足りません」
というメッセージでもあります。
つまり、
- 行政がどこを見ているか
- どこが弱点になっているか
を教えてくれている面があります。
ここを丁寧に読み取ると、
その後の対応がかなり安定します。
スピードより整合性
補正対応では、
- 早く返す
より - 整合性を保つ
方が重要です。
- 過去の説明と矛盾しないか
- 今後の変更・更新でも通用するか
ここを確認してから対応する方が、
結果的に早く終わります。
補正は「関係性」が見える場面
補正のやり取りは、
- 行政との信頼関係
- 申請全体の安定性
が表れる場面でもあります。
- 誠実に対応する
- 不明点は確認する
- 無理に押し切らない
この積み重ねが、
後の手続きにも影響します。
まとめ(結論)
- 補正は珍しいことではない
- 焦って反応しない
- 「なぜ求められたか」を理解する
- スピードより整合性を重視する
補正は、
申請の弱点が見える瞬間です。
だからこそ、
ここで丁寧に向き合えるかどうかが、
結果の安定性を左右します。
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