好きなことが見つからない、やりたいことがわからない、何を目標にしていけばいいかわからない、楽しそうに生きている人や何かに夢中になっている人を見ると羨ましい…誰もがこんな気持ちを持っています。
自分の好きなこと、やりたいことが見つかれば、あとはやるだけなのでシンプルなのですが、これがなかなか見つからないんですね。
自分の好きなこと、やりたいことでよく言われているのが、
- 友達に自分の長所や強みを聞いてみる
- 楽しかった仕事や経験を思い出してみる
- 苦手なことを洗い出してみる
- やりたいことを紙に書いてみる
- 昔打ち込んでいたことを思い出してみる
など。
一度やってみると分かるのですが、これでは自分の好きなこと、やりたいことは永遠に見つかりません。
好きなこと、やりたいことは、見つけるものではなくて出会うもの
では、自分の好きなこと、やりたいことを見つけるにはどうしたらいいのか?
この、ある意味、暇で平和ボケした現代人の究極の問いに答えらしきものを出したのが、お釈迦ポンで有名な、ユーチューバー司法書士の失敗小僧先生です。
たまたま移動中だったのでラジオ感覚でダラダラ聞いていたところ、私にはすごくしっくりすることを言っていて、びっくりしてしまいました。
先生は、「YouTubeはやりたいことであり、それをやっている自分は幸せだ」と言っていました。
もともと先生は、行政書士で開業を目指していて、その集客のためにYouTubeをはじめました。
そこで、N国党について語ったところバズり、登録者5000人くらいになって、あるとき月収40万円を達成。
コメントで感謝の言葉を多くもらい、うれしくて動画を続けている、とのことです。
「最初はYouTubeがやりたかったわけではない。集客のために義務感で始めたが、それが今は、YouTubeがやりたいことになっている。長時間しゃべっていても苦にならなくてむしろ得意」だそうです。
そして、自分の得意分野、やりたいことは、見つけるのではなく、
迷って暗闇の中を必死に歩き回った結果、出会うもの
とも言っています。
まずは、自分ができることを一生懸命やって、小さな感謝を積み重ねる
自分の好きなこと、やりたいことに出会うためには、まず、やりたいやりたくないにかかわらず、とにかく 自分にできることで、何か誰かに感謝されることを一生懸命やってみる、「ということが大事なんですね。
人に感謝されると、正当な報酬をもらうことができます。
人に感謝されて正当な報酬をもらうとうれしいです。
それが喜びになります。
人に喜ばれると、それが自分がやりたいことになっていきます。
やりたいことが見つかると、だんだん興味を持つようになります。
興味を持つと自然に勉強するようになります。
勉強すると、その分野を極めれるようになります。
それが自分の得意分野や専門分野となるのです。
お金は感謝の度合いを正確に測る「モノサシ」ですので、正当な報酬がもらえないということは、感謝されていないということになります。
何かやってみて感謝されなければ、自分ができることの中で別のことを一生懸命やってみる必要があります。
やりたいやりたくないにかかわらず、自分ができることを一生懸命やり、人に感謝されることによって、自分の好きなことややりたいことに出会い、それが自然に得意分野・専門分野になっていくのです。
人は、人との関係なしで生きていくことはできません。
だから、人に感謝されることに喜びを感じます。
自分が人に感謝されて喜びを感じることで好きなこと、やりたいことに出会うことができるのです。
他の人にできなくて、自分だけができることがあれば、感謝される度合いも大きくなりますが、私も含めてほとんどの人にはそんな能力はありません。
でも仮に、自分の能力が平凡以下であったとしても、自分にできることがあるはずです。
平凡なことでも構いません。
とにかく、できることを一生懸命やって、人に感謝される喜びを小さくてもいいから一つ一つ積み重ねていきましょう。
行政書士 得意分野の見つけ方
「行政書士は、得意分野をどうすればいいか」という悩みの解決方法についても同じだと思います。
行政書士で開業したばかりだとしたら、何の業務をすればいいか悩んでいる人って多いのではないでしょうか。
私もそうでした。
行政書士でやっていくなら得意分野を見つけろ、なんてことがよく言われます。
お釈迦ポン先生が言っている「好きなこと・やりたいことに出会う方法」は、行政書士として、得意分野や専門分野を持とうとするときに、とても有効だと思います。
行政書士が扱える許認可申請業務は1万種類以上あります。
最近では手続きのIT化により自分で申請する人が増えていますが、新しい法律ができたときには新しい許認可信施業務などが発生するので行政書士の仕事がなくなることはないと思います。
他資格と比較してもとても選択肢が広いです。
そういう意味では行政書士は稼げる可能性のある資格であるといえるのですが、一方で、取り扱える業務の範囲が広すぎるがゆえに、行政書士としての自分のウリを見いだせないとも言えます。
行政書士として稼ぐためには、「この業務は〇〇さんに頼むようにしている」とお客さんに言ってもらえるくらい、得意な分野、専門分野を持たなければいけません。
自分の得意分野を持つまでは、いろいろな仕事をして、実績を積んでいく必要があります。
行政書士としての得意分野も同じことで、見つけるのではなく「出会う」もの。
できることを一生懸命やってみて、お客様の小さな感謝を積み重ねれば、きっと自分の得意分野・専門分野が持てるようになります。
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