行政書士で開業したのに仕事がない…
何から始めればいいかわからない…
今回は、副業行政書士が受注を取り、実績を積むためにやるべきことを説明します。
行政書士は、食えない資格の代表格と言われています。
悲しいことです。
この記事を読めば、開業したてでまともに仕事を受注できていないあなたが、ちゃんと仕事を受注できるようになり、実務経験も積んで、いずれは副業行政書士としてそれなりの額を稼ぐことができるようになります。
ぜひ最後までしっかりと目を通してください!
仕事がないのはやる気と努力が足りないから。
行政書士が携われる許認可業務は2000以上、仕事としては10000以上あると言われています。
何をやってもいいんです。
行政書士は業務範囲が広いのに、仕事がないのはやる気と努力が足りないから。
あるサイトにはこんな風に書かれていました。
完全に同意です。
でもそのサイトに書かれていた実際の仕事の取り方については、下で紹介するようなひどいものでした。
行政書士が食えない資格だ、と言われている理由
ようやく行政書士が食えない資格だ、と言われている理由が分かりました。
それは、行政書士の仕事の取り方が間違っているからです。
・・・間違っている、は言い過ぎかもしれませんね。
現にこのやり方で結果を出している人もいるわけですから。
ただ、非効率なのは明らかです。
行政書士の仕事の取り方で検索してみると、
- 理想の行政書士像を強くイメージしろ
- 同業者や他仕業へのあいさつ回りに行け
- 商工会や異業種交流会への顔出ししろ
- 資格学校の実務講座を受けておけ
- 同窓会や地域の集まりに参加して積極的に顔を売れ
- 法人へのDM、訪問、TEL営業をかけろ
- ポスティングやppc広告を打て
などと書かれています。
おそらく、営業をやったことがない人・マーケティングの知識がない人が、ほかのネット記事なんかを参考にしてアップしたんでしょうね。
自分一人では小銭すら稼げず、まともにビジネスも作れず、ましてや、上記のような営業活動で受注なんか1回もしたことのない人がアクセスアップのためだけに書いた記事だと思います。
この戦略が実は「ほとんどの行政書士が食えない」と言われている原因なのではないかと個人的に思っています。
兼業・副業で行政書士を開業したあなたに、このような活動ができますか?
断言します。
このやり方で結果を出せる人は、行政書士でなくとも結果が出せますし、今すぐ専業にすべきです。
はじめの一歩。
では、何から始めればよいのでしょうか?
結論から言います。
「ブランディング」です。
全壊の記事で、重要なのは、
ブランディング ⇒ 実績 ⇒ 相似拡大
である、と言いました。
<参考>兼業・副業の行政書士が、絶対にやってはいけない営業方法・取るべき営業スタイル
ブランディングとは「〇〇のことならあなたに聞くのが一番いい」「〇〇といえばあなた」とレッテル貼りされるように自分をブランド化していくことです。
ブランディングの過程において、自分が1位になれる、自分だけのニッチ市場を「創造」しないといけません。
手探りで試行錯誤しながら、自分が一番になれて、なおかつある程度需要の見込める市場を「作る」んです。
くどいんですが、「開拓する」んじゃありません。
そもそも「無いものを作る」んです。
相続という分野においては、その道でウン十年やっている先生方にはかなわないでしょう。
農地法の許可や建設業許可においてもそうです。
そんな中にまともに飛び込んでいっても体力をすり減らすだけ。
本当にライバルがいない市場とは何なのか?
「開拓する」より「無いものを作る」方が、決して楽ではないですが、簡単です。
これは行政書士に限らず、ビジネス全般で言えることなのでぜひ自分の頭で考えてみてください。
あ、それと、勘違いされるといけないので、もうひとつ言っておきますね。
行政書士は業務範囲が広いので業務を絞れ、と言われたりしますが、どうでもいい話です。
絞ることがブランディングになることもあれば、絞らないことがブランディングになることもありますので。
まず手始めに、以下の質問に答えてみてください。
- あなたは、何をお客さんに売るのか?
- それはいくらか?
- あなたは、信用・信頼できるのか?
- それは、お客さんにどんな得があるのか?
ブランディングは時間がかかります。
ただ、兼業・副業行政書士として成功するには、ここから始めるのが一番早いと思います。
脳みそに汗をかくということは、肉体労働の倍疲れます。
だから楽な方を選んで、どうでもいいことに時間をかけ、自分にとって一番大事なことに時間をかけません。
一生懸命仕事をしているように見えて、実は、辛い事・嫌な事・分からない事から逃げているだけです。
頭を使っていないから楽なのです。
難しいことなので、そう簡単に答えは出ないです。
でもあなたは、兼業・副業行政書士じゃないですか。
時間をかけてブランディングに注力したとしても経済的に困るわけではありませんよね。
安易な営業活動に走らないで、腰を据えてじっくり取り組んでみてください。
人は、どのような人に自分の大切なお金をあげたくなるのか?
次に必要なのが実績です。
「人は、どのような人に自分の大切なお金をあげたくなるのか?」という疑問の答えが分かれば、あなた自身が「そのような人」になればいいのですから、実績を積むのは簡単です。
答えを言います。
「お金をあげたくなる人」=「個人的な信頼」✕「個人的に好き」
実績を積むにあたって必要なのが、自分が求めている業界で個人的に信頼を得ていること、そして、これが重要なのですが、「個人的に好かれていること」の2つの要素を満たしている人にお金を払いたくなる、いや、あげたくなるのです。
■どうやって信頼を得るか?
■どうやって好かれるか?
については、ぜひ一度自分自身で考えてみてください。
今後、機会があればこれらの疑問にも答えていこうと思います。
で、実績を積むことですね。
やはり、小さな成功体験を積み重ねることが大事です。
たとえば、あなたの親、兄弟姉妹、友達。
あなたに対して「個人的な信頼」があり、あなたのことが「個人的に好き」なのではないでしょうか?
あなたの親や兄弟姉妹、友達などが、もしマイナンバーカードの申請がまだでしたら手伝ってあげてみてください。
マイナンバーカードじゃなくても、何か書類をどこかに出さなくちゃいけない、というときに手伝ってもいいです。
もちろん無料で。
あなたが一生懸命手伝ってしてくれているのを見て、ごはんをご馳走してくれたり、コーヒーを差し入れくれたりするんじゃないでしょうか。
要はそういうことです。
もしあなたが、行政書士としての仕事を1件も受注できていない、あるいは片手で数えるほどしか仕事をしていないのでしたら、ぜひ一度試してみてください。
「自分には実力がないからなぁ・・・」
とはいえ、いくらその人のことが好きでも、個人的な信頼、つまり実力がなければお金なんか払いたくないわけです。
というと、
「自分には実力がないからなぁ・・・」
という人が多いから、儲けている人たちは笑いが止まらないわけです。
それは、単なる言い訳ですから。
考えてみてください、行政書士試験。
難しかったですよね。
狭き門です。
でもあなたは合格しました。
十分に実力はあります。
たとえば、行政書士の登録の申請。
「事務所の所有権・使用権を証する書面」の準備とか、けっこうたいへんじゃなかったですか?
万全の状態で書類準備したのに、行政書士会の事務局に行って確認してもらったら手直し食らいませんでした?
建設業許可、農転許可、その他許認可申請の手順も、準備する書類こそ違いますが、手順は似たようなものです。
必要書類については行政から案内されていますし、事前に役場の担当者と打ち合わせも必要です。
あなたに足りないのは実力ではなく、経験と自信です。
積極的に仕事を取りにいって小さな成功体験を積み重ねましょう。
ブランディング⇒実績
ここまでできたら、あとは相似拡大するだけです。
兼業・副業行政書士は、経済的な安定というセーフティーネットを確保しながら、稼げるようになる最短コースだと思います。
もちろん、日々、業務知識をインストールすることはあたりまえの話ですよ!
ぜひがんばってください!
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