行政書士がやってはいけない営業方法があります。
それは、営業の世界では王道と言われているやり方です。
行政書士の時間は限られています。
最小コストで最大のパフォーマンスを得る営業スタイルを紹介します。
お客さんが来ないのは、あなたの営業の仕方が間違っているからです。
最初に言っておきます。
今のやり方では、お客さんは絶対に来ません。
なぜなら、営業の仕方が間違っているからです。
まさか、研修や先輩行政書士から聞いたことを鵜吞みにして、営業活動なんかしていないですよね。
それは過去の話です。
行政書士の営業方法の王道として紹介されているのが、いわゆる「足で稼ぐ」というやり方、それとwebを使った営業方法です。
パッと思いつくだけでもこのくらいあります。
- 他業種交流会に参加して顔を売る
- 無料セミナー・無料相談会を開催する
- 飛び込み営業をする
- DMを送る
- ポスティングをする
- ホームページを開設する
- SNSで情報発信する
建設業許可をメイン業務に据えたからすぐに建設会社にDMを送りつけたり、相続をメイン業務に据えたから個人宅にポスティングして回ったり…
こんなことを言うといろんな方に怒られそうですが、「兼業」行政書士が開業直後に行う営業方法としては、非効率的だと思います。
(専業行政書士であれば、どうぞ、どんどんやってください。ただ、これから説明する基礎的な部分は一緒だと思いますが。)
あなたは、なぜ副業行政書士なんですか?
そもそもあなたは、なぜ「副業」「兼業」なのか?ということをよく考えてみてください。
会社勤めをしながら行政書士登録をした理由は、
- 実務の知識が全くなくて、自分のところにお客さんが来る気がしない。
- というか、自分だったらまず頼まないと思う。
- だから、行政書士で食っていけるイメージがわかない。
- しかも、行政書士の仕事がおもしろい、と思っているわけではない。
- でも行政書士登録することで暗に自分の存在感を示し、承認欲求を満たしたい。
こんなところではないでしょうか。
この考えがダメって言ってるわけじゃないですよ。
みんないっしょだということです。
「副業」で、あるいは「兼業」で「開業したて」ということは、「行政書士と名乗ることを許された、単なるド素人」ということです。
ド素人が、飛び込み訪問して受注できますか?
ド素人が作ったDMに反応がありますか?
ド素人のホームページに誰が問合せするんですか?
何度も言います。
今のやり方では、お客さんは来ません。
そのやり方、時間とお金のムダです。
- 他業種交流会に参加して顔を売る
- 無料セミナー・無料相談会を開催する
- 飛び込み営業をする
- DMを送る
- ポスティングをする
- ホームページを開設する
- SNSで情報発信する
これらは行政書士に限った営業方法ではなく、様々な分野で取られている営業手法の基本です。
「不特定多数の新規獲得→コネクション拡大→販売」という流れです。
これはこれで一つの戦略として間違ってはいないと思います。
ただ、開業したてで実務知識も経験もないあなたに新規客が来ますか?
人脈が作れますか?
あなたに大切な人を紹介しようと思いますか?
開業直後にこれらの営業方法に時間とお金を使うのはムダです。
私が思うに、外的なものへの依存度が大きく不安定です。
新規獲得がうまくいくまでにお金と時間がかかりますし、コネクションが拡大しなかったらどうしようもありません。
んじゃ、どうすりゃいいの?
では、副業行政書士は、どのような営業スタイルを取るべきか?
それは、「ブランディング→実績→相似拡大→コネクション活用」です。
なぜ一般的に言われている「新規獲得」ではなく、ブランディングから入るのでしょうか?
それは、ポジショニングを確立するため、です。
もっと直接的に言うと、「なぜたくさんいる行政書士の中で、わざわざあなたに案件を依頼しないといけないのか?」という質問にちゃんと答えるため、です。
超重要です。
お客さんがあなたに行政書士としての仕事を依頼するという行為は、
「なぜたくさんいる行政書士の中で、わざわざあなたに案件を依頼しないといけないのか?」
という問いに対して肯定的な答えが浮かんだときにだけ起こることだからです。
そしてその答えが強力であればあるほど即受注につながります。
絶対に忘れないようにしてください。
重要なのは「どうやって儲けるのか?」「どうやって売るのか?」ではありません。
こう考えているうちはお客さんは来ませんし、何も売れません。
考える視点の中心は常に
お客さんは、「なぜ依頼するのか?」「どのようなことであれば依頼するか?」
です。
よく言われるのに実践の場では忘れられていることです。
売る側の論理では依頼は来ません。
依頼するのはお客さんなのですから。
■なぜあなたをわざわざ選ぶ必要があるのですか?
■なぜあなたに大事なお金をわざわざ払う必要があるのですか?
常にこの手の質問を自分に問い続けてください。
ブランディングって具体的にどうすればいいの?と思うかもしれません。
具体的な方法については気が向いたら書いていきたいと思います。
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