MT4(メタトレーダー4)とは、もっとも有名なFXの取引ツールです。
MT4のチャートは、チャートにテクニカル指標を表示するためのインジケーターが多数用意されています。
インジケーターは、オリジナルのものをダウンロードして使ったり、自動売買システムを入れたりすることもできます。
自分が使いやすいように自由にカスタマイズできるのが最大の特徴です。
今回は、MT4を快適に使うための基本的な設定の仕方の紹介です。
デフォルトの状態はこんな感じです。
それをこんな風にカスタマイズするにはどうすればいいかを解説します。
MT4一度設定したら定型として保存できます。
だから、いろいろなチャートに同じインジケーターを表示させるのがクリック一発です。
チャートを表示する
チャート表示は、ここをクリックします。
いろいろな通貨ペアが出てくるので、取引したい通貨ペアを選択してください。
ワンクリックトレードを表示させる
ワンクリックトレードとは、クリックすれば注文ができるという便利なものです。
目押しミスとロットの設定に注意です。
- チャート上で右クリック
- ワンクリックトレードをクリック
ボリンジャーバンドを表示させる
ボリンジャーバンドは、相場が動く幅予測してチャートに表示するインジケーターです。
価格は、全体の95.45%が±2σのバンド内で動くという性質があります。
MT4に用意されていますので、チャート上にドラッグします。
偏差が1なら1σ、2なら2σ、3なら3σの線が表示されます。色などを自由に設定できます。
短期足チャートに上位足の移動平均線を表示させる
FXではマルチタイムフレーム分析が重要であるといわれています。
マルチタイムフレーム分析というと難しく聞こえますが、要は、5分足チャートを見ているときに、15分足、1時間足、4時間足、日足などの上位足を意識しておけよ、ということです。
複数の時間足のチャートをカチカチと交互に見ていってもいいのですが、短期足に上位足の移動平均線を表示してしまうのが手っ取り早いです。
ということで、5分足のチャートに、15分足・1時間足・4時間足の移動平均線を表示させるインジケーターを入れていきます。
このインジケーターは、インターネットからダウンロードし、MT4に入れるという作業が必要になります。
MTF-MAをダウンロードし、MT4に入れる
まず、「MTF-MA」というインジケーターをダウンロードします。
こんなファイルがダウンロードできます。これをMT4に入れていきます。
MT4の左上、「ファイル」→「データフォルダを開く」をクリックします。
次に、MQL4をクリック。
続けて「Indicators」をクリック。
ここに、ダウンロードしたファイルをドラッグ&ドロップ。
その後、一度チャートを消して、再度立ち上げる必要があります。
MT4を再起動し、MTF-MA入っているのが確認出来たら、チャートにドラッグして持っていきましょう。
MTF-MAを設定する
MTF-MAをチャートにドラッグして持っていくと、設定画面になります。
パラメータの入力
まずはパラメータの入力です。例として、5分足チャートに4時間足の移動平均線を表記してみます。
Time_Frame → 選択
作成する移動平均線の時間足を設定します。
設定は選択式になっています。
デフォルトでは「Current」に設定されています。
MA_Period → 設定
移動平均線の期間を設定します。
MA_Method → 選択
使用する移動平均線の種類です。
設定は選択式になっています。
- Simple (単純移動平均線)
- Exponential (指数平滑移動平均線)
- Smoothed (平滑移動平均線)
- Linear_Weighted (加重移動平均線)
MA_Shift
移動平均線を左右へシフトします。
デフォルトは 0です。
デフォルトでよいです。
Line_Width
移動平均線の太さを設定します。
デフォルトでよいです。
Line_Style
移動平均線を点線等に変更する事ができます。
「Line_Width」で「L1」を選択した場合に変更可能です。
デフォルトでよいです。
Line_Color → 設定
ラインの色を設定します。
Draw_Line_Type
描画するMTFラインの線種を選択します。
デフォルトでよいです。
Step_Channel
通常のMTFで描画される階段状のラインです。
デフォルトでよいです。
Smooth_Slope
MTFラインを滑らかに描画します。
デフォルトでよいです。
Decimal_Place
表示される価格の、小数点以下の桁数を設定します。
通貨によって単位が異なるので使用し易いように設定して下さい。
価格はラインにカーソルを乗せた際に出てくるポップアップ画面に表示されます。
デフォルトでよいです。
Use_Custom_Bars
インジケータの描画本数を変更可能にするかどうかを選択します。
デフォルトでは「true」に設定してあります。
「true」 = 変更可能。
「false」 = 変更不可。全ての足に描画されます。
デフォルトでよいです。
Custom_Bars
インジケータの本数を設定します。
「Use_Custom_Bars」を「true」に設定している場合のみ適用されます。
デフォルトでは「2,880」です。
デフォルトでよいです。
色の設定
好きな線の色に設定します。
表示選択
4時間足の移動平均線、表示したい時間足にチェックを入れます。
設定ができれば、5分足チャートにこんなかんじで4時間足移動平均線が表示されます。
5分足チャートに1時間足移動平均線も併せて表示したいのであれば、もう1回MTF-MAをドラッグして持ってきて設定すればOKです。
以上、MT4の基本的な設定の解説でした。
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