相続トラブルを避けるためにやるべき5つのこと

行政書士

相続をスムーズに進めるためには、
基本ルールをしっかりと抑えたうえで
仕組みを理解する必要があります。

今回は賢く遺産を相続するために
やるべき基本的な流れを
ご紹介したいと思います。

相続とは?

相続人がが誰かを確認する

相続には優先順位のルールがあります。

被相続人の戸籍謄本をもとに
相続人を確定させましょう。

不仲の状態や争いがないかも
同時に調べます。

家系図を作るのもおすすめです。

①配偶者は必ず相続人になる
②第1順位は子
③第2順位は親

(第1順位がいない場合)
④第3順位は兄弟姉妹
(第2順位がいない場合)

財産目録を作成する

被相続人の財産をすべて洗い出し、
遺産総額を確認します。

預貯金や現金、不動産や有価証券を
まとめたもので、任意の書式となります。

負債も忘れずに記入しましょう。

相続人数をから基礎控除額を算出

3000万円 + 600万円 × 法定相続人の数

相続人が妻と子2人の場合、
3000万円+600万円×3=4800万円

相続税を計算する

遺産総額から基礎控除額を引いた額が
プラスであれば相続税がかかります。

まずは法定相続分通りに
遺産を分けたとして
相続税を計算します。

実際は主とした遺産の割合に応じて
総額を案分することで税額が決まります。

配偶者が遺産を相続する場合は
1億6千万円(もしくは法定相続分)以下
なら配偶者控除の申請により
税負担はゼロになります。

遺産額税率控除額
1000万円 以下10%
3000万円 〃15%50万円
5000万円 〃20%200万円
 1億円 〃30%700万円
 2億円 〃40%1700万円
 3億円 〃45%2700万円
 6億円 〃50%4200万円
 6億円超55%7200万円

遺産の分け方を話し合う

どのように遺産を分けるか、
家族や親族で話し合ってみましょう。

ブチ切れ!遺産分割協議

被相続人となる人が遺産の分け方を
遺言書に残しておけば
手続きがスムーズに進みます。

遺言書を自分で作る