行政書士では食えないのか?

副業

結局のところ、行政書士やってる人間からすれば、食える資格だよね。ってのが結論なんですが、実際に食っていくとなると難しいところは確かにあると思います。

行政書士試験に合格後、思うのは、「…で、どうする?」です。

試験前から行政書士の仕事について詳しく調べている人なんてほとんどいません。試験のことで頭いっぱいです。なので試験合格後に仕事の内容を調べてみるんですが、さっぱり分からないんですね。

相続業務…やったことないし、じいちゃんもばあちゃんも元気だから、身近で経験したこともない。建設業許可…何それ?試験に出てこななかったけど。入管業務…どこでやってんの?ビザって何?そもそも外国行ったことないし。農地転用許可…農家回れってか?車庫証明…あー聞いたことあるな。会社設立…難しくね?試験の会社法、さっぱり分からなかったんだけど。とまあこんな感じで絶望するわけです。

じゃあ修行するか、ということで行政書士の求人を探してみるんですが、ありません。ゼロ。雇う側としてもいらないですよね。その人は絶対に独立開業目指してますから。

ここまできてようやく行政書士の資格取っただけじゃ食えないぞ、と悟ります。ここで「…で、どうする?」となるわけです。

やってはいけないことがあります。

それは、他資格を取りに行くことです。行政書士を取った後に宅建、簿記2級、社労士、中小企業診断士あたりを狙いに行く人が多いようですが、やめておきましょう。それよりも、行政書士という資格をどう生かすのかということについて真剣に考えるべきです。

そもそも資格というのは、必要だから取るものです。不動産関係の仕事をしたいから宅建を取る。経理の仕事をしているから簿記2級を取るなどです。

ただ、行政書士という資格は、それが必要だから取ったという人は少ないんじゃないでしょうか。手っ取り早く独立できそうとか、力だめしにというような理由で試験を受ける人がとても多いです。でもそれまで。そんな理由で行政書士を取っても、それで食ってくのは難しいと思いませんか?

行政書士を取るのであれば、今から資格をどう生かすかということを真剣に考えましょう。

「行政書士持ってるの!スゲー!」って言われたいだけなら、合格すればその夢は叶います。私が行政書士の試験を受けた動機はこれでした。行政書士としてやりたいことなどありませんした。だから合格した後、登録もせずしばらく放置です。登録に30万円ほどかかります。やりたいこともないのに30万円払う気にはなれません。

自分の中で行政書士という資格がが必要な理由を発見する必要がありるのです。行政書士としてやっていきたいという明確な動機を発見出来たら、すぐにでも行政書士の登録をしましょう。

行政書士に登録すると分かることがあります。「仕事はある」ことと「実務知識が研修で学べる」ことです。仕事が取れるかどうかはわかりません。ですが、仕事は確実にあります。実務知識がないと話になりませんが、学ぶ機会があります。

仕事があるということは、お客さんがいるということです。実務については学校などに行く必要は全くないですし、本も買う必要はありません。たとえば建設業許可であれば国交省や土木監理事務所の手引きみたいなのをしっかり読めばわかります。相続であれば裁判所のホームページに書類の書き方などが丁寧に書かれています。テンプレまで用意されてます。お客さんに適切にアプローチし、実務をこなせば行政書士は食えるのです。

よく、マーケティングを勉強しろと言われます。マーケティングとは「モノやサービスを売るための仕組み」のことです。マーケティングというと難しいですが、お客さんをどう集めるか、何を売るか、どう売るかを考えればいいだけです。お客さんの集め方は、広告を打つのか、ブログなどで地道に集客するのか…売るサービスは許認可なのか、民事業務を扱うのか…このようなことを考えて実行していきましょう。お客さんを集めてしまえばあとは売るだけ。セールスは、勉強する必要はあると思いますが、難しくはありません。

結論、行政書士は食える資格です。「なんで自分は行政書士になりたいのか?」この質問に自信を持って回答できれば、という条件付きですが。できれば試験を受ける前に、行政書士としてやっていきたいという明確な動機を発見するのがよいと思います。

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