失われた手紙 ファークライ4

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1819年6月、シャルロットより ロバートへ 私はこの手紙を書きながらキラットへ向けて海を旅しているあなたのことを考えています。できるだけ早く手紙をください。吐き気の波にもまれる日々ですが、あなたの無事を祈っています。 永遠に愛しています シャルロット

1819年6月 ロバートより 海に出てから君の頃しか考えていなかった。出発前の君の体調のことを思い出すと心配でたまらない。吐き気はおさまっただろうか?まだ続くようであったら医者に診てもらうといい。何らかの薬かヒル治療で直してくれるだろう。この暑さ(服を着て外を2,3歩も歩けば汗でびしょ濡れだ)でキラットの美しさが分からなくなることがある。私は地元のグルカ旅団を訓練しているが、実際は私が彼らに訓練されている感じだ。東インド会社の上司たちはグルカ旅団の能力に気づかなかったようだ。彼らの使用する剣に似た「クックリ」とライフルの腕はかなりのものだ。このことを会社に報告すれば、予定より早く君の元へ戻れるかもしれない。まだじっくりと体験することができていないが、個々の文化はとてもすばらしい。色鮮やかな衣類や織物を見たらきっと君も驚くだろう。それらの意味をもっと深く理解できるようになりたい。いつも君のことを考えている。君の手紙が待ち遠しい。愛しているよ ロバート・F・バークレイ少尉 東インド会社軍、1819年

1819年7月、シャルロットより ロバートへ 心配していると言いますが何が心配なのでしょうか。新婚の妻を置いてキラットへ旅立ったことでしょうか。それとも今にも生まれるあなたの子供をほったらかしにしたことでしょうか。私の記憶が確かであれば、あなたは結婚式で私のことを一生見守ると誓ったはずです。この手紙があなたに渡るまでに、だれかが読むかもしれないということを承知の上で書いています。私は牢屋に閉じ込められた囚人のように心細い思いをしています。あなたが心配している私の「体調」はまだ良くなっていません。私の生活をなにかと不愉快にするあなたの母親にもウンザリです。私のことを放っておくようにとあなたから義母に手紙を書いてください。私から言っても聞く耳を持ちません。ゴダイヴァ夫人のように全裸になって馬を乗り回せば私の言うことを聞いてくれるかもしれません…。でもそのようなことをしては息子に悪影響です。そうです、私たちの子供は男の子です。トーマスと名付けるつもりです。どうか気を付けて、息子が父親に会えるよう生きて帰ってきてください。 心から シャルロットB. 母親 1819年7月20日

1819年8月、ロバートより 私の最愛のシャルロットへ 私たちの結婚はまさに聖なる誓いだ。君が悲しみに耐えきれず忘れたがったり、責めるような気持になるのはわかっているが、どうか私の愛を忘れないで。そしてこの旅が、今後大きくなっていく私たち家族に利益をもたらすから、それを楽しみにしていてほしい。君に心配をかけたくないのだが、昨夜私の命を狙う者があった。現地の人間の1人だ。私は彼がくれた食べ物を吐き出してしまい(スパイスのせいだ)、取り返しがつかないほどの屈辱を与えてしまっていたのだ。ありがたいことにグルカ兵の1人が助けにやってきてくれた。瞬く間に襲撃者はしたいとなって床に横たわっていた。私は彼らの言葉でそのグルカ兵に感謝した。だんだん彼らの言葉が分かるようになってきた。まだすべてを理解することはできないが、彼らがよくこの国の神話について語っているのを耳にする。そちらに戻り、息子をこの世に迎え入れる手伝いができるまでの日数を指折り数えている。 愛をこめて ロバート・F・バークレイ少尉 追伸。君の倒産の名前でもあるし、トーマスという名はとても気に入っているが、私は個人的にジョージという名前が素晴らしいと思っている。

1819年8月、シャルロットより ロバートへ 殺されるだなんて馬鹿なことを言わないで。トーマスがこの先、人生を導き案内する父を亡くして生きていかねばならないかもしれないということを考えて、もっと気を付けてくれることを願っています。前の手紙で厳しいことを書いてしまったこと、正直少し後悔しているの。大きな家で子供と二人きりでいると、心が圧迫されてしまうわ。あなたはそのグルカ兵と一緒にいるべきね。少なくとも、現地の習慣になれるまでは。今日、トーマスがまたおなかを蹴ったの。この子の命が活気にあふれている様子を感じて、本当に嬉しい。間違いなく、父親にそっくりよ。一か所に長くとどまることができなくて、好奇心旺盛で、きっとぬぼうな状況に首を突っ込んでしまうのね。それはそれとして、あなたが言っていた現地の神話に興味があります。聖書研究の間の良き息抜きになるわ。あなたのお返事、心待ちにしています。シャルロット 追伸。息子に女好きのペテン師になってほしくないのであれば、ジョージ(王)という名前はあり得ないわ。「4世」も「付け加えましょうか?この子には私の父の名をつけるのがぴったりよ。

1819年9月、ロバートより 最愛のシャルロットへ 君は機知だけでなく透視能力もあるのか。私の命を救ったグルカ兵(名はナンディという)がまさに、例の事件からずっと私の側にいてくれている。彼は猫のように優雅にやってきてはまた去っていくが、不思議と必要な時にはいつでもそこにいてくれるのだ。明日、彼がキラの彫像(現地の人々は「眠れる星人」と呼んでいる)を見に連れて行ってくれる。この彫像は300年以上も前に、神々の中の神、パナシュールの最初の創造物に敬意を表し、地表を掘って作られたものだそうだ。キラは悟りの境地に達するまでの過程でキラットの中、秘密の場所の奥深くまで旅し、ついに涅槃に達したとき、鐘の音とともに彼女の魂が頭蓋から飛び出し、シャングリラと呼ばれる楽園が生まれたものだという。ただただ素晴らしいだろう?かわいい息子の元気なけりを感じることができなくて残念だが、この旅には彼がたどるべき足跡を用意してやるという意味もあるのだ。愛をこめて ロバート・F・バークレイ少尉 追伸。私の頭にあったのは肉欲の罪を犯した先代の王ではなく、ジョージ伯父さんの方だよ。だが先の王も、大いなる力によってその地位に就いた尊敬すべき人物であったことに変わりはない。

1819年10月、シャルロットより 親愛なるロバートへ この吉良という女性はとても魅力的だわ。きっと意味はないのでしょうが、それでも良い物語だわ。キラットの人々の想像力は、本当に素晴らしいのね!必ず、あなたが見た素敵なこと全部、書き留めておくと約束してくださいね。私には真実よりも楽しみの方が重要なのです。それはそれとして、どうか気を付けると約束してください。現地の方が常に一緒とのことで、とても嬉しくは思うのだけれど、そこまで熱心に協力したがるというのも少し疑わしく感じます。。ナンディは信頼できる方なのかしら?もしかしたら最近の私は少し悲観的になっているのかもしれません。あなたに言うべきかどうか迷ったけれど、昨晩酷い夢を見たのです。暗い森の中に一人ぼっちでいて、私は出産したばかりで…だけど死産だったの。すると暗闇から男が現れて…恐ろしい黄金の仮面を被り、白く塗られた男だったわ…。私の腕から息子を奪い、連れ去ってしまった。私はその男を追いかけて、血のように赤い川に出た。男は息子を連れてまっすぐ川へ歩いていき…川の底へ消えていった。私はただただ叫んで、叫んで、それしかできなかった。奇妙だったのは、私はトーマスのために叫んでいたわけではなかった。私はあなたのために叫び声を上げていたのです。それからきちんと眠れなくて。どうか気をつけてくださいね。シャルロット

1819年11月、ロバートより 最愛のシャルロットへ 物事が予測しない方向へ動き出し、今もここを断つ準備をしながらこの手紙を書いている。私はキラットの人のすばらしい想像力を追跡し、それが真実であることを確かめねばならない。このとてつもない可能性を確信させたのは君の前回の手紙だったのだよ。ヒマラヤで悟りを追い求めていたキラは、行き詰まりを感じ、苛立った。キラは怒りに任せてマニ車を回し、指に傷を負った。血が流れる手を川で洗うと、目に見える範囲のすべての水が血に変わったという。これは忍耐に欠ける彼女への戒めだった。君の夢とよく似ているだろう?間違いなくシャングリラが私を読んでいるのだ。想像できるかい?そこは異なる秩序を持った楽園で、神話が真実となるのだ。このことに詳しい司祭に会いに、彼がいる山へとナンディが連れて行ってくれる。グルカ兵は私の士気がなくとも大丈夫だろう。愛しいシャルロット、どうか体に気をつけて。何かあればスワドル家を訪ねるんだ。ヘンリースワドルは妙なやつだが、素晴らしい助産師だ。きっと君の状況を癒してくれるだろう。愛をこめて ロバート・F・バークレイ少尉

1819年11月、シャルロットより ロバートへ ほとんど見ず知らずの男と荒野の果てに旅するという決断が、賢いかどうか不信感を持たざるを得ません。先日も伝えた通り、私は怪しいと思うわ(たとえその人が命の恩人だとしても)。あなた、私の夢を深読みしすぎているのよ。助産師のスワドルと話したけれど、そういった悪夢を見ることは、私くらいの妊娠期にある女性にとっては普通のことだそうです。昨晩見た夢で私はかわいいトーマスを出産したけれど、お乳を与えようとしたら、なぜか彼の顔が白いトラになっていたの。バカげてるでしょう?だからどうか、私の夢とあなたのそちらでの目的を一緒にしないで。グルカ兵があなたを必要としないのであれば、家に帰ってきてください。トーマスと私こそがあなたにとっての現実なのよ。どうかできるだけ早く帰ってきて。お返事、そしてあなたのお帰りお待ちしています。シャルロット 追伸。そちらで精神を変化させる麻薬など試していないでしょうね?あなたが若いときにアヘンを楽しまれていたことは知っています。だけど結婚したときに、そういった遊びは過去においてきたと誓ってくださったことを忘れないで。

1819年12月、ロバートより 愛しのシャルロットへ 私の心を酔わせている唯一の麻薬は、祭司長カビヤの啓示であると約束するよ。山で彼を見つけるまで数日を要したが、そこへ着くと、彼はまるで私たちの到着を予期していたかのようだった。カビやの助手ラジプリートが通訳してくれたんだが、シャングリラについて聞くと、彼女は拒否した。きっと私がそれにふさわしくないと判断したのだろう。信じられるかい?私は財布を丸ごと渡して、やっと中に入れてもらえた。私は小部屋に連れていかれ、そこでタンカを見せられた。たった1つではあったが…。他に4つあるそうだが、私には1つだけしか見せてはくれなかった。それを一目見ると、私は白い光を感じた。気が付くと私は何千年も前のキラットの戦士になっていた。そして私は真っ白なトラに出会ったんだ!君の予言のように!川は、君が見たのと同じように赤くなっていた。それと、いたるところに恐ろしい仮面の男たちもいた。巨大な鐘が地面に鎖でつながれていて、私がその鎖を解いてやると、鐘は鳴り響き、そこで目が覚めた…。汗でぐっしょりだった。休息をとらなくては。教祖カビヤは明日、2つ目のタンカを見せてくれると約束してくれた。体に気を付けて、愛しい人。ロバート・F・バークレイ少尉

1820年1月、シャルロットより そちらでまた忌まわしきパイプをやっているの?それともひどい熱病にでもかかってしまったの?あなたが大げさな物語で心を惑わす悪しきナンディに誘惑されてしまったのではないかと恐れています。自分を司祭と呼ぶくせに、教団に入るものに全財産を渡すよう要求する者がいるとしたら、それは偽物です。真の神の使途は知識の大家に金品を要求したりなどしません。悪の手先のみが弱いものに漬け込み、すべてを搾り取ろうとするの。ああ、ロバート、私はもう何を信じていいのかわからないわ。私1人でこの妊娠期間を乗り越えなくてはならないばかりでなく、夫が今まさに心を失い変えkているのよ?実はこのところ私の具合もよくなくて、心配で疲れているのと同じくらい人死んでも疲弊しているの。あなたを愛しているわ。私たちにとって何が最善かを考えています。必要であれば、私の方からあなたの上官に手紙を書いて、無事帰国できるように取り計らってくれるようお願いするわ。次のお手紙ですべて悪ふざけだったとあなたが言ってくれて、帰国の船の手配をしてくれていることを祈っています。シャルロット

1820年1月、ロバートより これは冗談ではないのだ。私はシャングリラを見たのだ。あれは、現実を超えている。並はずれている。教祖カビヤが私に2つ目のタンカを見せてくれた。重力が変化し、水がしたではなく上へ向かって流れる世界だ。あの鐘…悟りの鐘は鎖でつながれていた。私が救い出して、シャングリラの支配権を奪い、シャングリラを邪悪に落とそうとしている翼を持つ悪魔、落車差から自由にしてやらないといけないのだ。奴らが次に何を餌食とするか、だれにもわからない。シャングリラ、キラット、イングランド…。誰も安全ではない。あの鐘の音だけがけがされた土地を浄化できるのだ。私、カナリグが奴を倒す最初の人間になる。あのトラは、私と同様にこの真実を知っている。根拠のない脅しで時間を無駄にするわけにはいかない。私は、家族のためにこうしている。教祖カビヤが言うには、タンカを見たことがない物には決して理解できないのだそうだ。もしこのことを大佐に話したら、私の収入に君が手を付けられないようにしてやる。彼らは誰を信じると思う?私か、それとも妊娠中の主婦か?任務を邪魔されるくらいなら、子を餓死させる方がましだ。ロバート・バークレイ

1820年2月、シャルロットより ロバートへ よくも自分の息子の幸福を脅かすようなことが言えるわね。そうしたいのであれば、ご自分のお金を私から奪ったらいいじゃない。忌まわしい教祖とそいつの不敬な絵に浪費して。だけどそのためにトーマスに貧しい生活をさせようなんて考えないでちょうだい。今のあなたの心にトーマスと私の住む場所はあるの?それともカボブだかカビアートだかどうでもいいけど、その男に心を食い尽くされてしまったの?私たちの誓いを覚えてる?前回意地悪なお手紙を読んだ後だというのに、私はそれでもあなたを心底愛しているの。でもきっと少しでも常識的な判断ができる人間なら、あなたのトラや鐘やイングランドを支配しようとしている悪魔に関する途方もない話よりも、妊娠中の主婦である私の話を信じると思います。あなたは暗い神秘主義の餌食になったのよ。ロバート。もう一度お願いするわ。帰ってきて。それが無理ならせめてキャンプに戻って、大佐にすべてをお話ししてください。その話が真実なのであれば、隠れる必要はないでしょう?この手紙を受け取ったらすぐにお返事を下さい。あなたのことを心から心配しているわ、ロバート。あなたが無事でいることを私に知らせて。シャルロット

1820年3月、ロバートより 私には隠れる必要などない。私には真実のみが見える。シャルロット、今日私は飛んだのだ。風のトンネルに足を踏み入れると、それが私を空中高くに運んでそこにとどまらせたのだ。全方向、1000マイルは見渡すことができた。過去と未来が無限の絵画のように私の眼前に広がっていた。タンカがもたらす驚異は決して終わることがない。見つけることが難しいのも納得がいく。その真実を体感するためなら、地球の果てまででも探しに行くだろう。ああ、思うままに宙を突き進む鳥が羨ましい。嫉妬で腹がねじれそうなほどだ。自由、高揚感、すべての世俗的なものからの完全な離脱。世俗的な物事。それが私の啓示への答えなのだろうか。シャルロット、君は世俗的な存在ではないのか?もう1つの鐘の鎖を破壊することに成功した。ラクシャサは鐘が鳴るごとにダメージを受けてはいるが、私が1歩進むごとに徐々に近くを飛ぶようになっている。。カナリグとして、私にはそれを止める力がある。君との手紙のやり取りが世界との唯一のつながりだ。教祖が言うには、そういったものが必要でなくなる時が、そのうち来るそうだ。だが今ではない。ロバート

1820年3月、シャルロットより ロバートへ あなたはロバートであってカナリグなどではないと思い出させてやらないといけないのですね。私ももう隠し事はしません。あなたの上官に手紙を出し、あなたの悪ふざけについて包み隠さず報告しました。あなたの上官によると、すでにあなたは任務放棄の罪に問われており、見つけ次第射殺されるそうです。自分が妻と息子にどれほどの屈辱を味わわせているかわかる?私は昨夜、何時間もの世俗的な痛みに耐えてあなたの息子を生みました。助産師スワドルの助けがなかったら、私はきっと死んでいたでしょう。本来夫がそこにいて私に与えるはずの、愛ある励ましと応援の欠落のために!私たちの愛しいトーマスが目を開けた時、彼を見つめ返すあなたがそこにいなかったことが悲しい。あなたはそれでも私の夫なの、ロバート。帰ってきて。どんなに任務放棄の罪が重大でも、何とか赦しを請う道はあるはず。トーマスが鳴いているから、お乳を与えないと。ロバート、どうにかしてその邪悪な悪魔から自分自身を開放して。そして帰ってきて。シャルロット

1820年4月、ロバートより 死など私にとっては何の意味もない。ラクシャサと対峙するには、恐れ知らずで、不屈で、そしてそう、創造者パナシュールと出会う覚悟がなくてはならないのだ。私の啓示は、この有翼の悪魔を永遠の眠りにつかせて初めて降りてくる。教祖カビヤは今日、美しい4つ目のタンカを私に見せてくれた。私はトラとともに、美しいゾウを救い、私たち、私たちの生活、私たちのトーマスを脅かす数百という仮面の男たちを打ち破った。私は次の鐘まで導く木の葉の橋を渡った。その鐘の音はラクシャサに大きな苦痛を与えたが、奴はまだ死んでいない。奴は党の上で私を待っている。戻らなくては。教祖とラジプリートが言うには、私はまだ最後のタンカを受け入れる準備ができておらず、待つ必要があるという。彼の言葉には深い意味が込められている…。彼の英知は留まる所を知らない。トーマス誕生のニュースを聞き、喜びを感じているよ。このタイミングでそういうことが、正しいことなのだろう?だが、今は真実のみが私にとって重要な意味をなす。そして真実…それを打ち明けることはできない。ロバート

1820年5月、シャルロットより ロバートへ 差し迫った死が、あなたにとって何か意味を持つものだったら良かったわ。大佐からまた連絡がありました。あなたを無事保護して帰宅させるためではなく、あなたの裏切りを罰し、あなたが知っているグルカ軍の知識を守るために、捜索隊を派遣するそうです。大佐には、あなたは病に侵され、異常な精神状態で任務を放棄したのだと説明するお返事を書きました。だけど、私の手紙が届くころには手遅れかもしれません。ロバート、頭を銃で撃たれ、キラットの真ん中で倒れるようなことがあったら、どうやってあなたが言っていた絵を集めるというの?もうあなたは気にも留めていないでしょうが、トーマスは健康で、成長も早いわ。あの子が生まれてから、助産師スワドルがとても良くしてくださっていて、彼が来るとトーマスはきゃあきゃあ言うのよ。明日、父の所へ行き、あなたを救うために何かできることはないか、相談してきます。それが功を奏さなければ、もう私にできることは何もありません。シャルロット

1820年6月 ロバートより 来るなら来たらいい。昼も夜も捜索すればいいだろう。彼らが知るロバート・バークレイという男はもういない。私の行動は自分自身のためでも、今日そのためでも、君が息子と呼ぶその子のためでもない。調和を取り戻すという、より大きな目的のためだ。シャングリラは遥か彼方の場所ではない。シャングリラは私の中にあり、君の中にある。ラクシャサを倒したら、この狂った地球の遠く離れた地まで子の啓示を広めることができる。そうなって初めて君は、すべての人間にとってシャングリラが本当は何を意味しているのかを理解するだろう。教祖カビヤは、その時が来たと言う。私がラクシャサと対峙する時、そして私が啓示を受けるときであると。これまで私を捉えていたすべてを解き放つ時であると。私は塔への旅に出る。「虎の巣」と呼ばれる場所へ。これが私からの最後の手紙になる。真のキラットの戦士はそのような無駄なことに時間を割かないのだ。私はこの1ヶ月間訓練を積み、君は夢を見ていた…。w他紙はもう君に気をそらされるようなこともない。トラの守護者だけが、私が必要とする家族だ。君に平穏が訪れることだけを祈っている。君の子どもも、自分だけの真実を見つけ、商号を得られるよう祈っている。私、カナリグ、彼の名を伝承する者、最後に立ちはだかる者

1820年6月、シャルロットより 最愛のロバートへ いろいろあったけれど、恨みはないし、ともに過ごした時間は一瞬たりとも後悔はしていないわ。どんなに罪深い魂だって救済され得るけれど、私が知っていた男性がもうこの世にいないということは明らかです。父に私たちの手紙のやり取りを見せたら、私たちの結婚の取り消しを認めてくださいました。2週間後、私は助産師スワドルのもとに嫁ぎます。彼は善人で、正直で、トーマスも彼のことをとても好きなの。あなたの苦しみもじきに終わるって、心の底では私、わかっているの。あなたの良い部分はトーマスの中に生きている。そのことへの感謝の気持ちが消えることはないわ。私、泣かないと決めたの。だけど、今書いている手紙も、目の前でぼやけ始めているわ。さようなら、ロバート。私たちは離れ離れになったけど、私はあなたの魂のために祈り続けます。愛をこめて シャルロット

1820年7月、ロバートより 何か月も、ずっとずっと長い間。シャルロット。私は違う。私はここだ。ラクシャサは死んだ。死んでいなくなった。彼らすべてがいなくなった。私1人きりだが、ここにいる。カナリグは死んだ。私には何もない、私には、何も。私にとってタンカがすべてだ。すべてを持ち去っていった。私にはそれ以上はわからない。かわいそうなスワドル。かわいそうなトーマス。君に会いに行く。そちらに行く。ロバートが行く。トーマスは私のものだ。ロバートがやってくると言ってくれ。彼が君にもうじき会いに行く。待つな。すぐに発つ。悪かった悪かった悪かった。本当に悪かった。手紙を書く。シャングリラはここにある。ここに。君のために持って行く。私は怖い、シャルロット。シャルロットが必要だ。頼む。ロバートのためにシャルロットを。カナリグは死んだ。私を見つけてくれ。キラットは待つだろう。私は待つだろう。

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