相手の笑顔で本音を察知し、自分の笑顔で自分を守る

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笑顔には2種類あります。

心からの笑顔と建前の笑顔です。

心からの笑顔とは、おいしいものを食べた時やかわいいものを見たとき、褒められた時などに自然にニッコリする笑顔です。

一方で建前の笑顔とは、本音ではない笑顔のことです。

本音ではない笑顔がでるワケ

本音ではない笑顔が出る理由は3つあります。

ひとつめが、怒りや不満という相手への攻撃的な感情を悟られたくないために出る笑顔です。自分を批判する相手に対してつかみかかりたい気持ちを抑えながらも相手への批判、怒りの感情をを臭わせます。

ふたつめは、不安や戸惑いなどマイナスの感情を隠したいために出る笑顔です。社員が上司から指示を受けた時に見せる笑顔です。本音を表に出すことが少ないため、部下に振り回される上司も多いとか。

みっつめが相手に良い印象を与えて自分の立場を守りたいために出る笑顔です。愛想笑い、営業スマイルのことですね。特に女性に多く、その笑顔で場が和みます。ただ営業スマイルって疲れるんですよね。人知れずストレスをため込んでしまって、ある日突然心が折れてしまう人もいます。

本音ではない笑顔の見分け方

本音ではない、建前の笑顔は見分けるのが簡単です。

■口元は笑っていても目元が笑っていない
■顔全体に力が入っていてほっぺたの筋肉が必要以上に持ち上がっている
■降格が上がったまま数秒以上固まっている

自然な笑顔は顔全体の筋肉の動きが柔らかく口元が笑うと同時に目じりにしわが寄り、目元も一緒に笑っています。

私たちは建前の笑顔をよく使いますが、これが悪いと言っているわけではありません。

むしろコミュニケーションを円滑にするために大事なことだと思います。

ただ、相手が笑顔でいるからと言ってそれが本心ではないということを理解することが重要です。

できる人ほど建前の笑顔が上手です。

営業をするのであれば、お客さんが笑顔でいるからと言って自分の提案に納得してくれているわけではないかもしれませんし、笑顔の部下が動かないのは、こちらの指示に納得していないからかもしれません。

本音では納得していない人の動かし方

では、相手の笑顔から判断するに、本音では納得していないことが分かった場合、どのように対応すればよいのでしょうか。

人は、大きく分けると支配欲が強い人と服従欲が強い人の2つのタイプがいます。

それぞれのタイプに合った接し方をすることで相手は快く動きます。

支配欲が強い人

■ふんぞり返って座っている
■命令口調が多い
■他人の提案を批判する
■腕組をして人の話を聞いている

支配欲が必要な人は、このような特徴があります。

営業で提案する際には、相手を尊重する態度で「ちょっと意見を聞かせていただけませんか?」と尋ねたり、「お任せします!」と期待をかけたりするとよいです。

また、指摘をしなければいけないときは、感情を抑えて数字などの根拠をはっきりと論理的に伝えましょう。

服従欲の強い人

■素直に指示に従う
■言われたらすぐに始める
■自分から意見を言わない
■声が小さい
■アイコンタクトが弱い

服従欲が強い人には、このような特徴があります。

自分から進んで意見を言うよりも支持されるほうが心地よいと感じるタイプなので、決断を迫られるのが苦手です。

営業で提案する際は、提案を受けていただけることに対して感謝の言葉を頻繁に伝え、大きな判断を迫らずに小さなことから一つ一つ意見を聞くのがよいです。

また、「何を、いつまでに。具体的にどうするのか」を明確にしてあげると喜ばれます。

ぜひ、笑顔から相手の本音を察知し、快く行動してもらいましょう。

笑顔で自分の心と身体を守る

子どもが健康なのは、自然な笑顔で毎日過ごしているからではないでしょうか。

笑うことによって脳内の神経伝達物質のドーパミンが活性化し、快感を得らます。

笑顔でいると血中酸素濃度や血流がよくなる一方で血圧は下がるそうです。

笑顔はメンタルケアやヘルスケアの面から自分自身を守ってくれるのです。

ストレス社会の中で、心から笑顔で入れる時間はどのくらいあるでしょうか。

今日一日、心から笑った時間は1秒もなかった、という人もいるかもしれません。

そんなときがあったとしても、家に帰ったらお笑い番組でも見て、できるだけ笑うようにしてみてください。

多少無理してでも自然な笑顔になることでイライラや不安が抑えられ、楽しい感情が生まれやすいです。

笑顔は人を動かすための手段としてだけではなく、メンタルケアやヘルスケアの面から自分自身を守ってくれます。

考え方が多様化する中、他人とのコミュニケーションに苦労する人が増えていると思います。

営業として人と接する機会が多い人であればそのストレスはひときわ大きくなります。

笑顔で自分の心と身体を守ることは、生きていくのに必要不可欠なことなのかもしれません。

ついイラっとしてしまう自分を笑顔で変えてみてはいかがでしょうか。

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